2020年4月18日

出入国在留管理庁は１７日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で失業した技能実習生や特定技能外国人への救済策として、従来は許されていない他職種への再就職を認めると発表しました。希望する外国人の申請受付が２０日からはじまります。事業者が業績不振などでやむを得ず外国人を解雇する場合、本来は同一職種内で転職先を探すことが求められます。しかし、新型ウイルス拡大による経済情勢の悪化に伴い、受け入れ先が見つからないケースが多発していて、こうした外国人を支援することになりました。
人手不足が依然深刻な業界に人材を供給する狙いもあると考えられています。新型ウイルスの影響で業務を縮小している観光や製造業から、人手不足がいまだ顕著な農業や介護などへの再就職を想定しています。